山陰・奥出雲めぐり~中国山地縦断編~【①序章】
10月中旬の平日早朝、
時刻はもうすぐ6時半といったところ、まだ通勤客もまばらだ。
今回は中国山地から山陰にかけてぐるっと一周するような行程の旅行をする。
画像上、新見からぐるっと回って新見に戻ってくる行程。総移動距離は500kmを超える。
特にこれといった目的地は無いが、経路上には魅力的な風景や町が数多くあり、それを1日でまとめて見られるお手軽コースとなっている。
特に経路上の「木次線」(きすきせん)は、JR西日本でも屈指の超ド級赤字ローカル線(後述)であり、いつ廃止されるか分からないのもあって、一度乗ってみたかったのだった。
早朝の姫路城。
我々播州人にとって姫路城など特筆すべきでもないが、姫路駅周辺の記事を書いておいて城を載せないのもどうかと思い撮影。
出発までまだ時間があるので、駅東口のマクドナルドで軽く朝食。
そんなに空腹でもなかったため、マフィンとコーヒーのコンビをチョイス。200円也。
いつも混雑している印象の姫路駅東口店だが、さすがに朝の6時台ということもあってか、お客はまばらの様子だった。
ここで充電を済ませて先に備える。
姫路駅新幹線ホームに上がってきた。
左に停まっているのは下りでは唯一の姫路始発便、こだま839号だがこれには乗らない。
こいつに乗ってもどうせ次の相生で抜かされてしまうからだ。
在来線の神戸・大阪方面の混雑とは裏腹に、新幹線ホームは至って静かなものである。
来た。
さくら543号鹿児島中央行きに乗車。
姫路7:20→岡山7:40
九州に直通する便は短い8両で、車内は出張客だろうかそれなりに混雑していた。
この便では指定席をとっていたが、案の定通路側には先客が。
どうせ20分ぐらいいいや、ということで指定券を放棄。デッキに立っていくことにした。
デッキには制服姿の高校生数人が座り込んでいた。早朝からご苦労なことだ。
さくら号は何事もなく300km/hで山陽路を駆け抜け、7:40岡山着。
岡山駅は通勤客で大いに賑わっていたが、大阪ほどでは無いようだ。
ここからは在来線に乗り換えとなる。
今回使用のきっぷの特性上、途中下車はできないので大人しく改札内で待っていることとする。
次回
山陰・奥出雲めぐり~中国山地縦断編~【②岡山→宍道】 - 社会不適合者の鑑~徒然なる旅路~
へ続く