食い損ないの旅～美作・讃岐編～【①姫路→津山】
注：この記事は企画倒れです。
本来の企画は「夏なら日没までに津山のホルモンうどん、讃岐の釜揚げうどん食って帰ってこれるかチャレンジ」です。
実際にはホルモンうどんも、讃岐うどんも食っておりません（）
残暑厳しい8月某日午前、
お盆休みなのか、9時前なのに人影はまばら。
これから岡山県第３の都市、津山に向かう。
その後すぐに南下して瀬戸内海を渡るという、なかなかの強行スケジュールである。
その街に1時間も居れば飽きてしまう、という自分の性格上、一人旅はいつも移動が中心となりがちなのは致し方ない。
そもそも、見知らぬ土地の移動は根本的に楽しいのだから、移動も旅行のうちである。
今回の行程。
姫路から津山へは、普通は新幹線で岡山に出てから北上するのが一般的である。
しかし、姫路からは姫新線が津山まで一直線に伸びている。使わない手はない。（ただし本数ｈ（ｒｙ
姫新線は姫路から北西に中国山地を貫く、長閑なローカル線である。
昭和の時代こそ、山陰方面への重要な連絡ルートであったが、今や中国道の高速バスに惨敗しており、1～2両の汽車が行き交うローカル線に成り下がった。
姫路からは思ったより本数が確保されているようだ。
でもほとんどは、2駅先の余部（よべ）か、6駅先の播磨新宮まで。そこから先は未開の空間が広がっているようだ。
9:46発、播磨新宮行きで本日スタート。
朝晩は激混みで知られる姫新線、平日昼間ということもあり車内はガラガラ。幸先の良いスタートだ。
姫路から2つめ、余部を過ぎると、それまでの住宅街がうって変わって山中へと突き進んでゆく。
たつの市の中心、本竜野駅。この駅まではたまに利用するが・・・
早起きの体にローカル線特有の横揺れ、睡魔が襲うまでにそう時間はかからなかった。
気が付くと佐用に到着。
ここからは、旅人たちに悪名高い「キハ120」という小型の汽車1両に乗り換え。
なんでも赤字ローカル線仕様で、車体が短いから定員が少ないうえ、景色も見辛いそうな。
おおよそバスといってもかろうじで通用しそうな感がする。
しかも、今までの客がこの1両に集中するから車内が混みだした。こりゃいかん。
なんとか窓側の席を確保。背もたれは案の定直角だったが。
11:04、佐用発。
兵庫～岡山県境辺り。田園風景に小学校がポツリ。なかなか良い。
いくら中国山地を貫くといえども、人里は選んで路線を通しているようだ。
12時過ぎ、津山に到着。姫路からは2時間強といったところか。意外と遠くない。
これより昼食にありつく。津山滞在時間は結構とってあるから13時過ぎまでに駅に戻ってこれればいいが・・・
次回
食い損ないの旅～美作・讃岐編～【②津山周辺】 - 社会不適合者の鑑～徒然なる旅路～
へ続く
